機能性「敷布団」特集!
フローリング床に対応した敷き布団。
敷布団に求められる機能的変化。畳床からフローリング床へ!
日常生活で活用されている様々な生活アイテムは、生活環境・住宅環境に大きく左右される要素です。
寝具(敷布団)も同様に、生活環境・住環境の変化によって、求められる機能・要素が変わってきています。
「敷布団」において、近年最も大きな影響要因となったのが「寝室の床仕様の変化(住宅環境)」。
日本の生活用品のひとつ「敷布団」は、「畳床上」で使用する寝具として育まれてきました。それが近年、
生活スタイルの変化に伴い、住宅から和室(畳床)が減少傾向となりました。同時に、”カーペット・絨毯”敷き
の床もほとんど消滅。建売戸建住宅やマンションなどの居室のほとんどが”フローリング床”に。
廊下や水回り(脱衣所・WC)を除いた、居室(寝室)に限定すれば、新築住宅
(新しく供給される住宅)の90%程度がフローリング仕様の床となっています。
敷布団をフローリング上で使用するために、必要な機能性・要素!「敷布団の厚み」「通気性」
寝室の床素材が「畳」から「フローリング」へと変化したことは、敷布団に大きな影響を与える要素となりました。
それは床素材自体の特性・機能性が大きく異なっているからなんですね。「畳」は、井草と呼ばれる植物を編み込む
ことによって作られています。植物素材ということから、「断熱性」「水分調節機能」「通気性」を有する素材と
なっています。(現代畳の多くは、基材にウレタン素材などが使用されていますので、通気性は低いものとなっています。)
対して、「フローリング」は、下地(ウレタンフォームなどが利用されています)を合わせて考えると、断熱性を
有している床仕上げ(床構造)と言えます。ただ、近年のフローリングは、本来の無垢材フローリング(木材を
カットしたもの)とは異なり、合板(ベニア材)やMDFといった木加工製品を基材に使用、表面には、紙
(オレフィンシート)に木目を印刷したシートフローリングと呼ばれる床素材が多く活用されるように
なりました。
同時に床構造の問題から、近年のシートフローリングなどの大半が厚みの薄いフローリングとなっているのです。
(無垢材フローリングも厚みが薄くなってきています。)ゆえに、フローリング素材自体の断熱性は、低下傾向
に。また、オレフィンシートなどが使用されていることから通気性は低く、木材としての水分調節機能
も無くなっています。
1.床付き感を無くすために必要な「敷布団の厚み」!目安は「7cm以上」。
床が畳からフローリングへと変化したことによって、最も大きな違いとなるのが、”床のクッション性”です。
畳は、転んでもケガをしないような弾力性を有するクッション材となっていました。対して、フローリング材は、
石材などと比較すれば、弾力性を有する素材となりますが、畳と比較したときには、固さを感じる床となります。
この弾力性(クッション性)の有無が、寝心地に影響を与える要素となるんですね。畳上で敷布団を敷いて寝る
時には、畳の弾力性が活きてくる要素となります。ゆえに、薄い敷布団であっても、あまり問題はなかったん
ですね。対して、フローリングにおいて、薄い敷布団では、固さを感じる要因となってしまいます。寝心地の悪さ
が生じてしまうんですね。そこで重要な要素となるのが「敷布団の厚み」。敷布団の機能性が十二分に活かされて、
寝心地の良さを得るためには、『7cm以上』の厚みが目安となると言われています。高反発機能・低反発機能・
体圧分散機能など、異なる機能性に関しても同様。「7cm以上の厚み」を有する敷布団を選ぶようにしたいものです。
2.近年のフローリング材は、吸湿・放湿の機能はほとんど有していないもの!敷布団の『通気性』が重要に。
もうひとつ、畳とフローリング材とで機能的な差異となるのが「水分呼吸の有無」です。吸湿・放湿する機能を
素材が有しているかとうかということですね。畳は、水分調節機能を有する素材。ゆえに、就寝の発汗に対して、
敷布団が汗を吸湿したときに、余分な湿度を畳が吸い取ってくれるのです。敷布団の湿度感が軽減されるん
ですね。
フローリング上に敷布団を敷いたときには、そのような湿度調節機能は存在しません。寝汗などは、敷布団に
吸湿・保湿されることとなります。この状態のままだと、敷布団の”蒸れ感””熱の篭り”が生じてしまい
安眠をさまだげる要素となってしまいます。また、敷布団内部に”カビの発生””ダニの繁殖”も生じることに。
そこで重要な要素となるのが「敷布団の通気性」です。寝姿勢を維持するための「高い支持力」を有しつつ、
「高い通気性」を持っていることが敷布団に求められる機能性となるのです。
「高い通気性」と「7cm以上の厚み」を有する敷布団。
フローリング上で使用する敷布団に求められる重要な要素が「高通気性」と「7cm以上の厚み」となります。
最低限、この2つの要素を満たしていることが、フローリング上での使用に適した敷布団となる条件なんですね。
ここでは、この2つの要素(高通気性、7cm以上の厚み)を有しており、かつ、寝心地を良くするための機能性
(体圧分散機能など)を持った敷布団をご紹介したいと思います。いずれも、日本の生活環境を研究した上で開発された
日本製商品であり、高い支持を得ている敷布団となっています。
高い通気性と敷布団トップクラスの厚み(17cm)が魅力の体圧分散機能敷布団「雲のやすらぎ」!
日本の生活環境を対象として研究開発された
体圧分散機能敷布団「雲のやすらぎ」です。最大の特徴は商品名(雲のやすらぎ)に託されているように、
まるで雲の上に寝転んでいるかのようなクッション性と”空気感”を感じさせてくれる高い通気性
です。この2つの要素を創出しているのが、異なる特性を有する多層構造
と
敷布団としてはトップクラスの「17cm」の厚みです。
フローリング上で使用する最適な敷布団として、近年、日本で高い支持を得ている商品となっています。
【素材】高反発ウレタンフォーム(高反発スプリングマット)
【厚み】17cm 【サイズ】シングル・セミダブル・ダブル
■体圧分散機能敷布団「雲のやすらぎ」の詳細・購入はこちら。(公式SHOP)
日本で長きに渡って活用されてきている機能性敷布団!昭和西川の「ムアツ布団」
日本の老舗寝具メーカーと言えば、昭和西川。そんな昭和西川が独自開発した機能性敷布団として、長きに
渡り多くの人に愛用されてきているのが「ムアツ布団」です。『点で支える』というのが謳い文句となっており、
独自に開発した卵形状のウレタン素材が最大の特徴となっています。
体と敷布団との接地面積を小さくすること
で、局所的な体への圧力痛みを生じにくくするとともに、体重を敷布団内部に上手く分散する体圧分散機能
を有した敷布団の先駆けとなっていました。
ただ、少し前までは、素材に普通ウレタンを使用していたことから、通気性が低く、フローリング上で使用する
には、少し課題が感じられていたものです。しかし、2016年になって、素材の見直しとともに大幅な機能性向上が
はかられた新しいムアツ布団が登場しました。それがこちらの「ムアツ 2フォーム」です。
独自開発した、無膜ウレタンは高い通気性を有する素材。卵形状のウレタン素材との2層構造とすることで、
フローリング上での使用に適した、高い通気性とクッション性を有する敷布団となりました。
また、寝心地を左右する「固さ」を3種類(90・100・110)から選べるようになったのも、人気のポイントと
なっています。
【素材】ウレタンフォーム(無膜ウレタン)
【厚み】8cm・9cm 【サイズ】シングル・セミダブル・ダブル
■昭和西川の新生ムアツ布団「ムアツ 2フォーム」の詳細・購入はこちら。(公式SHOP)