起床時の手先・腕の痺れ。
腕の痺れは、睡眠時の寝姿勢による影響が!
起床時の腕の痺れには、「頸椎(首)の圧迫刺激」と「横向き寝姿勢の不具合」の2つの要因が。
「腕の痺れ」「手先の痺れ」は、脳梗塞など脳疾患の予兆のケースもあります。ゆえに、睡眠時に関わらず、日中の
活動時にも、腕の痺れを感じるようなときには、まず疾病要因の有無を検査にて確かめておくように心がけていただ
ければと思います。ここでお話をするのは、疾病によるものではく、睡眠時及び起床時に腕の痺れや手先の痺れを感じる
ことがある・・そんな睡眠姿勢(睡眠要因)に関連した原因に関するお話です。
睡眠時に生じる「腕の痺れ」「手先の痺れ」を招く要素には大きく2つの要因があります。ひとつが、適切な横向き
寝姿勢が出来なかったときに、「腕から肩にかけて、自重で圧迫してしまう」ことによって、引き起こされるもの。
もうひとつが、不適切な寝姿勢によって「頸椎(首)が圧迫刺激を受ける」ことによって、生じるものです。
頸椎圧迫刺激による、腕への神経系阻害が痺れとして感じられる!
頸椎(首)には、身体へ行きわたるすべての神経系が通っています。そんな中、頸椎下部から枝分かれする形と
なっているのが「腕・手先への神経経路」です。それゆえに、不適切な寝姿勢(頸椎への緊張・刺激があるような姿勢)
となっていると、腕への神経経路が圧迫阻害を最も受けやすくなるのです。(手根管と呼ばれる中に、神経が通っています。)
その結果、睡眠中や起床時に腕の痺れを感じることとなるのです。
頸椎周辺の圧迫刺激がある状態は、早々に改善しておくべき要素。単なる腕の痺れとして、軽視してはいけない要素
です(手根管症候群・胸郭出口症候群という疾病認定されるケースもありますので)。頸椎周辺の刺激・緊張を与える要素となるのが『枕の高さが体格に適していない』『枕の形が骨格形状に対して
、不適切』『敷布団が柔らかすぎることによって、肩周辺の沈み込み発生。それに伴う、頸椎の変形』などが
主な要因となります。こちらの、睡眠時の背中の痛み!
の記事内に記してある「体格と枕の課題」が、腕の痺れの改善にも繋がる要素となりますので、そちらの記事も
ご参照いただければと思います。
敷布団の追随性不足による横向き寝姿勢時(寝返り時など)の肩及び腕の自重圧迫。
スムーズな寝返りをするためには、「肩関節・肩甲骨周りの柔軟性」及び「敷布団の追随性」が必要な要素となります。
横向き寝姿勢となるときには、どうしても肩(肩幅があるので)が邪魔となるもの。通常は、体の下敷きとはならない
ように、肩から肩甲骨にかけて、柔軟に稼働、体の前方に肩が位置するような寝姿勢となるものです。
しかし、肩関節・肩甲骨周りの柔軟性が欠けていると、適切な肩位置が確保できずに、身体の下敷きとなるような形で
肩から腕が自重による圧迫を受けることとなってしまうのです。また、寿命とも言えるヘタレた敷布団や固さの目立つ
敷布団・マットレスを使用していると、寝返り時及び横向き寝姿勢時に、肩及び腕が圧迫を受けやすくなるのです。
適切な機能を有した敷布団(マットレス)となるのは、体のラインに対して、適度に変形(追随性)してくれる柔軟性
があることが大切なポイントに。寝返りを促してくれる「高反発力機能」と「追随性(適度な柔軟性)」を兼ね備えた
敷布団(マットレス)の活用が良き対処となります。
また、寝返りに対する追随性は「敷布団の厚み」と大きな関連性があるもの。薄い敷布団と厚みのある敷布団では、
後者のほうが寝返り時に体のラインに沿って追随してくれる敷布団となるのは、明白ですからね。こちらの
厚みのある敷布団を選ぶことのメリット!という
記事もご参考にしてみていただければと思います。
横向き寝姿勢時の「腕の圧迫」を無くす枕!横向き寝専用枕「YOKONE」
こちらは、横向き寝姿勢専用の枕として研究開発・特許技術を持ちいて創出された「YOKONE」です。
横向き寝姿勢時の課題のひとつである「腕の圧迫」を解消するために、枕形状への工夫がなされています。
横向き寝姿勢において、最も腕がリラックスした状態となるポジションを見出し、そこに腕を適切な
状態で置くことができるようにデザインされているのが特徴です。
横向き寝姿勢に対する専用枕ですので、仰向け寝姿勢の方には、逆に不適切な枕となりますので、まずは
しっかりと自分の寝姿勢を見極めてから、活用していただければと思います。
■横向き寝専用枕「YOKONE」の詳細・購入はこちら(公式HP)