日本において高反発機能は最重要の要素に!
生活環境に適した高反発力のある機能性敷布団。
寝具に求められる機能は、「地域環境」「生活習慣」「身体特性」によって変化するもの。
最初に認識しておかなければいけないのが、人は長き歴史の中で、地域環境(自然環境)に適応する形で進化してきている
ということです。これは、民族ごとに異なる身体的な特性があることを意味しているとともに、そこの地域環境に適した
生き方(生活習慣)を獲得してきていることにも繋がっているんですね。
単一の個人ごとの好みなどもありますが、それ以前にDNAに刻まれているような要素も、『睡眠』に多数存在
しているのです。ですから、『睡眠』などの生活習慣に関連する要素のおいては、「欧米で流行っている」「欧米で
有効な手段となっている」要素であっても、基本的には、あくまでそれぞれの地域に適している要素であるという
こちを忘れないようにしておく必要があるのです。簡単に言えば、欧米の生活習慣を単純に日本において、効果的なもの
と考えてしまうことは危険なことと言えるんですね。
寝具(睡眠)に関して、そんな代表的な要素のひとつとなっているのが「敷布団(マットレス)の反発力」です。
北欧地域を中心にして、ヨーロッパ地域では、「低反発力のマットレス」が高い支持を得ています。以前、日本においても
その流れが届き、低反発マットレスが流行を見せた時期がありました。(現在でも少々その名残は残っているのかも
しれません)。
季節環境変化(気温、湿度など)の大きな日本では、低反発力が生かされにくい。
一時の流行に沿って、低反発マットレスが浸透する中、徐々に課題が表面化してきました。それが低反発マットレスに使用されている「低反発ウレタンフォームの素材特性」に由来する問題点です。ウレタンフォームと呼ばれる素材は、基本的に「温度変化・湿度変化」に影響をうける特性があります。特に低反発ウレタンフォームは、その傾向が強く、夏の暑さによって、低反発ウレタンフォームがすごく柔らかくなってしまったんですね。そして、冬は逆に寒さによって、固さが増し、固いマットレスとなってしまうのです。
このことが、日本での利用者増とともに、大きな課題として表面化することとなりました。北欧などの一年を通じて温度・湿度変化が少ない地域と比較して、日本は、夏の高温多湿に対して、冬は低温乾燥環境となる・・そんな生活環境が低反発ウレタンフォームの弱点を明瞭なものとしてしまうのです。ゆえに、現在、日本において一般的には、「低反発ウレタンを使用している低反発マットレスは不向き」であり、「高反発マットレス」が日本の生活環境・生活習慣に適していると考えられるようになってきているのです。
もちろん、低反発マットレスそのものを否定するものではなく、各自の身体特性によっては、低反発マットレスが適している(体の痛みを低減する上で)方もいるもの。ただし、活用する上では、寝室の温度・湿度環境を年間通じてあまり変化の無い状態を維持する(冷房利用など空調設備による調節が必要など)ことが重要なポイントとなることは、忘れないようにしていただければと思います。
日本において、大きな睡眠課題となっているのが「寝返り不足」。それを補う高反発機能が効果的。
現代日本において、睡眠に関連する悩み(症状など)は年々増加傾向となっているものと言われています。
そんな中、最も睡眠に関する課題を招いている要因のひとつと考えられているのが「適切な寝返り不足」です。
日本は、もともと畳の上に敷布団をしている寝るという習慣が積み重ねられ来ている民族ということもあって、
睡眠中に適切な寝返りをすることで、局所的な血流阻害や身体圧迫及び筋肉の緊張などを防いで(解消する)
いることがわかってきました。
現代、日本で「寝返り回数不足」が生じやすくなってきているのは、西洋文化(ベッド&マットレス)が
浸透してきたこともひとつの要因としてあるのかもしれませんね。もちろん、寝返り不足となってしまう要因には
、他にも複数の要素がありますので、まずは、寝返り不足をもたらしている要因をひとつひとつ改善していくこと
が安眠を得る上での第一歩となりそうです。
そんな改善ポイントの最重要要素となるのが、「高反発力を有した敷布団・マットレスを活用する」ということ。
敷布団(マットレス)に高反発機能があることで、寝返りがスムーズに行えるようになりやすいのです。高反発力が
寝返りをサポートしてくれるんですね。日本の生活環境においては、「高反発力を有している機能性敷布団(マットレス)」が必須要素となりそうです。
日本で人気の高反発力のある機能性敷布団(マットレス)!
単なる人気というだけでなく、日本の生活環境への適応性への実績を踏まえたとき、おすすめの高反発機能付き
敷布団(マットレス)と言えるのが下記商品です。使用されている素材に着目すると「高反発ウレタン」を使用
しているものと、「独自の網目繊維構造を有する新素材」が活用されている2種類が存在しています。
敷布団感覚で活用したいのが、マットレス感覚で使用したいのかといった視点で選ぶのも良いかと思いますが、
ひとつポイントをあげておくと、どちらかという夏の暑さを感じやすい地域に住んでいるようであれば、
「網目繊維構造素材の機能性敷布団(雲のやすらぎ or エアウィーヴ)」が適したものとなります。
ウレタンフォーム素材は、湿度が籠りやすいのに対して、網目繊維構造素材は、通気性が高く、湿度が
籠り難いため、夏の環境下で快適な状態を作りやすいんですね。
逆に、冬の寒さが厳しく感じるという地域にお住いの方は、「高反発ウレタンフォーム」を使用した機能性
敷布団(モットンorマニフレックス)が適したものとなります。高反発ウレタンフォームは、保熱性が高い
ため、自分の体温を床に逃がしにくく、暖かさを保ちやすいのです。睡眠時の寒さが苦手と感じている方も
こちらの機能性敷布団のほうが良いかもしれませんね。