高い通気性を有している機能性敷布団
湿度の高い季節を快適に過ごすために適した敷き布団。
「通気性」に長けた敷布団を利用して、蒸し暑い季節「6月~10月」に良質な睡眠を。
豊かな四季を有している日本の生活環境(自然環境)において、『通気性』はとても大切な機能的要素となっています。
生活空間(住空間)の通気性が低いと「カビ」「ダニ」などが爆発的に繁殖。アレルギーや肺疾患など健康に直接的な
影響を及ぼすこととなってしまうからです。
「睡眠」においても、『通気性』はとても大切な要素となります。
主に、「寝具(敷布団・掛け布団・枕)の通気性」の良し悪しが、”安眠が得られるかどうか”に大きな影響を与える
要素となるからです。
「湿度に対する感覚度合(感覚センサー)」は、人によって感度差がありますが、多くの方にとって、
「敷布団の湿度」は『暑苦しさ』として感じられやすく、睡眠を妨げる要因となるもの。
人は睡眠時に、平均して、一晩で「500ml」程度の汗をかくと言われています。
その発汗による水分の大半が”敷布団”へと移行していきますので、「敷布団の通気性」が低いと、敷布団内の湿度がUP。
「寝苦しさ」をもたらしてしまうのです。
高通気性の敷布団用「素材」とは?!
蒸し暑さを解消してくれる機能性敷布団をご紹介する上で、まず、知っておいていただきたいのが、「敷布団に使用されている素材の中で、
高い通気性を有している素材は何か」ということです。
世の中には、様々な種類の敷布団・マットレスが存在していますからね。
通気性の高い機能的な敷き布団を選ぶときに、迷ってしまわないように、「高通気性の素材種類」を認識しておいて
いただければと思います。
通気性NO1:網目繊維構造素材
現在、敷布団素材の中で、最も高い通気性を有しているのが、「網目繊維構造素材」です。
石油系原料を元にして、作られているもので、各寝具メーカーごとに、独自に研究・開発されています。
代表的なものとしては、「高反発上敷きマットレス」として有名な「エアウィーヴ」に使用されている
『エアウィーヴ素材』などがあります。
ただ、上記写真を見ていただくとわかっていただけるかと思いますが、化学繊維素材が網目状に絡まったような
構造となっていることから、「継続的な圧力に対する弱さ」「素材強度不足」といったデメリットを有しています。
ゆえに、網目繊維構造素材のみで、「厚みのある敷布団」を構成するのは難しいものに。
「複合構造の素材のひとつ」として、もしくは「上敷きトッパー」としての利用が主体となります。
通気性NO2:オープンセル構造発泡ウレタンフォーム
近年、「夏の高湿度環境」への対策として、主に日本向けの寝具に活用されるようになってきたのが、
「オープンセル構造発泡ウレタンフォーム」です。
この「オープンセル構造ウレタン」が開発されたことから、従来のウレタン素材のことを「クローズセル構造ウレタン」と呼ぶように
なりました。
発泡ウレタンフォーム素材(クローズセル)は、ウレタンを発泡することで、「気泡」を内在させた素材へと
変化させたもの。
ひとつひとつの「気泡」はそれぞれ独立していることから『高い断熱性』を有する反面、『通気性が低い』というデメリット
を有しています。
対して、新たに開発された「オープンセル構造発泡ウレタンフォーム」は、内在する「気泡」が繋がった構造となっているの
です。
ゆえに、「クローズセル構造ウレタン素材」と比較して、「オープンセル構造ウレタン」は、高い通気性を有しているのです。
また、「オープンセル構造ウレタン素材」は、「クローズセル構造ウレタン素材」と比較して、素材単価が高いものに。
一般的な、「安価な敷布団・マットレス」は、機能的に大きく劣る、従来の普通ウレタン(クローズセル)を使用しているもの。
「オープンセル構造ウレタン素材」を活用して創作された機能性敷布団は、日本の生活環境に必須な機能性(通気性)を備えており、
シングルサイズで「平均5万円程度」のアイテムとなっています。
通気性に長けた敷布団「構造」!「異なる素材の複合構造」「カッティンク」
「通気性」を創出する要素として、「素材」の他にもうひとつ重要な要素となるのが「敷布団構造」です。
主に
●異なる素材の複層構造
●独自カッティング技術による特殊な素材形状
が通気性を生み出すための大切な要素となります。
特に、特殊な凹凸のある素材デザインとすることで、空気の通り道が確保。上手に敷布団内の水分(湿度)を外部へ放出する
ことが可能となるのです。
「凹凸構造の素材」を含んでいる敷き布団は高い通気性を有しているのです。
通気性に優れたおすすめの敷布団【4選】
ここでは、「通気性に優れた機能性敷布団」を厳選した、4アイテムをご紹介したいと思います。
商品紹介する上で、お伝えしておきたいのは、「単に通気性が高ければ良いというわけではない」ということ。
単純に「通気性」だけなら、他に「網目繊維構造素材のみで作られたアイテム」などが存在しています。
しかし、『敷布団』に求められるのは、「通気性」だけではありませんよね。「耐久性」であったり、「断熱性」
「クッション性」「反発力」「寝心地」など、様々な機能要素が存在しています。
それらの機能性には、「相反する機能」となるものが含まれています。
例えば、ここで取り上げている『通気性』という要素に対して、「断熱性」「耐久性(ヘタリにくさ)」は、相反する
要素となるもの。
”夏季節の利用”を前提とするならば、「断熱性」は、不要と考えたとしても、「耐久性(ヘタリにくさ)」は、必要不可欠な
要素と考えておきたいものですよね。
ゆえに、『高通気性』を主役と考えつつも、必要十分な「耐久性(ヘタリにくさ)」を有していること及び「フローリング床に直置きして
利用することも可能」な機能性敷布団として、下記4アイテムを厳選いたしました。
エアツリー(Air Tree)|TOBEST
独自の特殊カッティング技術(エアツリーカッティング)によって、創出された機能性敷布団が「エアツリー(Air Tree)」です。
「敷き布団表面の凹凸ストライプ構造」に加えて、「頭部周辺」と「脚部周辺」に刻まれた、エアツリーカットによって、
「体圧分散」と「湿度発散」を促します。
実際に、活用してみた実感としても、ここで厳選した4アイテムの中で、「通気性」においては最上位と言えるものです。
ただし、反面、「耐久性」は4アイテムの中で最も低いかなぁ・・そんな印象を持っています。
【素材】オープンセル・ウレタンフォーム(高通気性)
【厚み】8cm 【サイズ】シングル
【価格】¥59,800円(通常価格)。最安値:¥29,800円(こちらの公式SHOPにて50%OFF実施中。)
ムアツふとん 2フォーム200(三つ折りタイプ)|昭和西川。
機能性敷布団の起源となっているのが日本老舗寝具ブランド「昭和西川」のムアツ布団・シリーズです。
そんな「ムアツ布団シリーズ」の中で、最もおすすめしたいのがこちらの「ムアツふとん 2フォーム200」です。
特性の異なる凹凸構造ウレタンフォーム素材(オープンセル構造)を二層に組み合わせることによって、創作された
敷き布団。
高い通気性を有する敷布団となります。
【素材】オープンセル・ウレタンフォーム(二層構造)
【厚み】9cm 【サイズ】シングル
【価格】¥75,600円(税込)。*最安値は、特別価格「¥75,600円(税込)」&送料無料の下記公式SHOPとなっています。
雲のやすらぎプレミアム|イッティ
高反発ウレタンフォーム・凹凸構造ウレタンフォーム(オープンセル構造)などを複合・積層することによる
「癒しの寝心地感」が人気の体圧分散機能敷布団「雲のやすらぎプレミアム」です。
「厚み17cm」は、敷布団としての最大値を誇るもの。硬いフローリング上に直置きしても、床付き感などを感じることは
一切なく、高いクッション性を発揮してくれます。
多層構造による、「通気性」が優れており、敷布団を壁などに立てかけておくだけで、十分な布団干し(陰干)が可能。
寝具からの湿気を感じることは無く、快適な睡眠を得ることができます。
ただ、「布団を折りたたむ」のは、やや困難なため、毎日、押し入れに布団を収納しておきたいという方には不向きな
アイテムとなるものと思います。
【素材】オープンセル・ウレタンフォーム他(複合構造)
【厚み】17cm 【サイズ】シングル・セミダブル・ダブル
【価格】最安値:¥39,800円(最安値はこちらの公式SHOP。)
モットン|モットン・ジャパン
「モットン」は、オープンセル構造の高反発ウレタンフォーム素材のみで作られた「単層構造」の機能性敷布団です。
オープンセル型ウレタンフォームの単層構造ですので、ここでご紹介している4アイテムの中で、「通気性」に関しては、
最も劣るものに。
ただ、蒸し暑い季節に使用しても、「湿気」を感じさせない十分な通気性を有しています。
反面、「耐久性(ヘタリにくい)」に関しては、4アイテムの中で最も優れたアイテムに。
フローリング上にて直置き利用するのに、最適な「強度」「断熱性」「反発力」を有しており、敷布団としての総合評価は
最上位と言えそうです。
ただ、こちらも毎日、「折りたたみ収納」するのには不向き。壁などに立てかけることで、陰干を行う・・そんな利用方法が
望まれます。
【素材】高反発ウレタンフォーム(オープンセル構造)
【厚み】10cm 【サイズ】シングル・セミダブル・ダブル
【価格】¥59,800円(通常価格)。最安値:¥39,800円(こちらの公式SHOPにて割引中。)