睡眠を形作る「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」。

身体を休める睡眠と脳(心)を休める睡眠!

  1. 身体を癒す敷布団・マットレス
  2. 安眠・睡眠に関する情報
  3. ノンレム睡眠とレム睡眠

人には、身体を休める睡眠と脳を休める睡眠がある。

睡眠

人の睡眠には、身体を休めるための睡眠(レム睡眠)と脳を休めるための睡眠(ノンレム睡眠)があることが わかっています。レム睡眠時には、脳は活動的な状態となる反面、身体(筋肉など)は弛緩状態となります。 身体が活動休止となることで、身体機能の回復を促すしています。逆に、ノンレム睡眠は別名「深い睡眠」と 呼ばれるもので、脳機能が休止状態となります。この時、体(筋肉)は、ある程度活動できる状態となって おり、主に寝返りは、ノンレム睡眠期間(レム睡眠からノンレム睡眠への移行段階も含む)に行われています。

ただ、これらは、「人の睡眠」に関する研究結果であり、自然界には、まだまだ多様性のある睡眠特性が存在 しているものと考えられています。実際、イルカなどの海洋生物や渡り鳥などの一部鳥類の中には、「ノンレム睡眠だけ の睡眠」を有している生物も多数存在することがわかっています。 まだまだ、睡眠は未知なる要素を多々含んでいる存在と言えそうです。

レム睡眠とは。

身体は深く眠っている(筋肉の弛緩状態など)のに、脳が起きている(脳は活動している)ような状態 の浅い眠りが「レム睡眠」です。「身体機能の回復(自己治癒、新陳代謝)」「身体的疲労の回復」を 目的とするとともに、「脳の記憶整理」のための睡眠とも考えられています。

レム睡眠時の特徴としては、「眼球の揺れ動き(眼球がきょろきょろ動く)」「筋肉弛緩(体の力が 抜けた状態)」「呼吸・脈拍が不規則」といった要素があげられます。また、『夢を見る』のも、 脳が活動している、レム睡眠時と考えられています。

ノンレム睡眠とは。

身体は活動できる状態を維持している状況(ただ、基本的に体もしっかりと眠っている状態とは なっています。)で、脳が眠っている状態(脳の休止) となっているのが、ノンレム睡眠です。ノンレム睡眠は、眠りの深さによって4段階分類されています。 「深い眠り」と表現されているのが、このノンレム睡眠のこと。良質な睡眠となるためには、しっかりと 深い段階のノンレム睡眠(第4ステージ)を得ることが必須となります。 ちなみに、脳科学的には、「第3ステージと第4ステージ」の状態が『熟睡』と定義されています。

ただし、最終的な「睡眠の質」は、レム睡眠とノンレム睡眠のバランス・リズムが整っていることが 最も重要な要素に。ノンレム睡眠が長すぎるのも、良い睡眠とはならないことは、認識しておいていただけ ればと思います。 ノンレム睡眠の特徴としては、「脳活動の低下」に伴い運動機能を司る脳領域の活動も低下・・脳からの情報伝達(指令) が少なくなるため、身体の筋肉活動も同時に低下することとなります。また「体温の低下」「身体のエネルギー消費量の減少」 「交感神経の機能低下に伴い、副交感神経の機能亢進」「血圧・心拍数の低下」「消化器系機能の亢進」といった 状態となっています。

「金縛り」と呼ばれる現象は、レム睡眠時に起こる自然な出来事。

心霊現象として、取り上げられることの多い「金縛り」ですが、実は、レム睡眠時に起こり得る、自然な 出来事なのです。レム睡眠は、先に記したように、脳は活動的な状態で、体は弛緩状態(脳からの刺激が 伝わらない状態)となっています。そんな状況下で、ちょっとした外部刺激などにより、目覚めたわけでは ないのですが、少し意識を取り戻した状態となったときに「金縛り」という現象が生じるのです。

覚醒したわけではないので、まだ「体は弛緩状態(脳からの神経刺激が断絶されたような状態)」を維持し ています。しかし、少し意識を取り戻すことによって、「体を動かせないことを自覚」することが出来るん ですね。これが、金縛りと呼ばれるもの。しかも、レム睡眠時には、「夢を見ている」可能性が高く、 夢の世界と混濁した意識状態で、体を動かせないことが自覚されることから、心霊現象的な金縛りを 体感することがあると考えられています。

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